医療法人 月星歯科クリニック

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歯のけがについて
「知っててよかった歯のけが口のけが」を合言葉に! 「知ってりゃよかった歯のけが口のけが」とならないように!

歯のけがの種類

歯のけがの種類

歯のけがには、割れたり折れたりする場合(破折性の外傷)と、歯が抜けそうになる場合(脱臼性の外傷)があります。
目で見えるけがとそうでないけががありますので注意が必要です。

破折性の外傷

破折性の外傷

脱臼性の外傷

脱臼性の外傷

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歯の解剖学
歯の解剖学

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歯のけがの治し方

歯のけがは、すぐに処置すればほぼ元通りに治ります。
比較的頻度の高い歯冠破折と、頻度は高くないのですが、歯根破折と脱落の治療報について簡単に説明します。

歯冠破折の治療例 その1

歯冠破折の治療例 その1 術前

術前:

12歳の少年の歯がけがで折れ、歯の神経(歯髄)が露出していましたが、歯髄は生きていました。

歯冠破折の治療例 その1 術後

術後:

見えていた歯髄の表層をとり(断髄し)、歯髄の傷が治りやすい薬で傷口を保護しました。その後、折れた破折片を、修復材にてもとの歯に接着しました。

歯冠破折の治療例 その2

歯冠破折の治療例 その2 術前

術前:

8歳の少年の前歯がけがで2本折れました。歯の神経(歯髄)が露出していましたが、歯髄は生きています。

歯冠破折の治療例 その2 術後

術後:

上と同じ方法で治りました。

歯根破折の治療例

歯根破折の治療例 術前

術前:

31歳の女性の歯(歯根)が、けがで折れました。レントゲン写真でしか分かりませんが、歯は骨の中で折れています。でも、歯髄は生きていました。

歯根破折の治療例 術後

術後:

折れた歯を整復し(元通りの位置に戻し)、固定しました。この写真は術後6年です。いつもとは限りませんが、このように、歯根のところで折れても、適切な処置で歯を元通りにすることができます。

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けがによる脱落歯の治療例
けがによる脱落歯の治療例

学校にて10歳の女の子の歯がけがで抜けました。養護の先生が抜けた歯をすぐに牛乳につけ、生徒さんを歯医者に連れて行きました。けがで抜けた歯が助かるかどうかは、歯についている歯根膜が生きているかどうかにかかっています。
歯根膜は乾燥に弱いので、すぐに以下のどれかに保存することが重要です。

保存液

抜けた歯の歯根膜を生かしておくには、身近な保存液としては牛乳が最適です。牛乳は約6時間歯根膜を生かしておくことができます。最も良い保存液は、ネオ製薬から出ているティースキーパー「ネオ」です。24時間歯根膜を生かしておくことができます。適切な保存液がない場合、口の中(唾液)に保存するのがいいと思います。そして、できるだけ早く歯医者さんに行きましょう。

再植後の経過

歯医者さんでは、検査を行った後すぐに歯を戻す治療(再植)を普通は行います。この患者さんの抜けた歯は歯根の先が閉じていましたので、再植2週間後に歯の神経(歯髄)をとる治療が行われました。8年後でも再植された歯はまったく問題がありません。

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